起業するには 〜自動運転タクシーZMP社長:谷口恒氏〜

自動運転

カシミアさん

こんにちわ。

起業家の歩みを通じて、構築したビジネスモデルや起業のきっかけなどのエピソードをまとめているサイトです。

 

今回、ご紹介する本は

「起業家のように考える。―ゼロからはじめるビジネス成功の方程式」

 

 

この本は、ビジネスや自分の事業を立ち上げるに際し、

先人たちがどのように起業したのか。

 

今最も勢いのある日本の起業家と、テレビ「朝生」でお馴染みの、

田原総一郎さんがインタビュー形式でまとめられた本になります。

 

起業家の力強い言葉とともに、ご紹介していきたいと思いますので、

興味を持っていただいた方は、ぜひご覧ください。

 

ZMP社長:谷口恒氏

 

1964年、兵庫県生まれ。

1986年群馬大学工学部卒業後、

自動車制御機器メーカーにエンジニアとして入社。

 

2001年、ZMPを設立。

家庭向け二足歩行ロボット「nuvo」、

自律移動する音楽ロボット「miuro」を発表。

 

2008年自動車の自動運転技術開発プラットフォーム

「RoboCarシリーズ」の開発を開始。

 

2014年、名古屋大学と公道での自動運転の実証実験を開始。

2015年DeNAと合弁会社「ロボットタクシー」を設立。

また、ソニーモバイルコミュニケーションズと合弁会社

「エアロセンス」を設立し、ドローン向けサービスを開発。

 

2016年神奈川県藤沢市で自動運転タクシーの実証実験を開始し、

2020年の東京五輪までの実用化を目指す。

 

二足歩行ロボットとして創業

 

文部科学省の知人から、技術移転を受けてベンチャーを

やらないか、という誘いで、国と契約して会社を設立。

インターネット事業で元々起業していた谷口さん

ですが、当時ホンダの「ASIMO」、ソニーの「AIBO」

が出た頃で、ロボット分野なら日本企業でも存在感が

出せると考えていたそうです。

 

家庭用ロボット「nuvo」発売へ

 

家庭用二足歩行ロボット「nuvo」。声をかけるとこっちにきたり、

ダンスをしたりするもの。

もう1つは携帯電話で連絡すると、ロボットの目についた

カメラで外からペットの様子を楽しめるという

高級な玩具のような感じです。

当時は人型ロボットで量産しているメーカーがなく、

58.8万円と高額ですが、50台販売。

金沢の漆職員と提携した漆塗りのモデルは88.8万円だが100台販売と

売れ行きは好調だったようです。

ただし、移動の仕方がヨチヨチ歩きだったり、段差で

倒れてしまったりと課題が多く、価格も高額であるため

課題を解消する必要がありました。

自動運転のきっかけとなった「miuro」

 

その後、二足歩行の代わりに二輪で動くロボットを

開発します。

「miuro」は朝五時半に音楽をセットすると、

充電ステーションから自動で寝室まできてくれて、

音楽を流してくれるという付加価値。

これも好調で、500台販売したそうです。

この好調の波にのり、ベンチャーキャピタルから

資金調達を考えていたようですが、

2008年、リーマンショックにより一気に不景気に。

資金が底をつきかけた時、「miuro」の自律移動技術に

目をつけ、これを自動車につければ、メーカーが買ってくれる

のではないか、とひらめき、ミニチュアの自動運転車を

開発することとなります。

 

ミニチュアの自動運転の需要

 

谷口さんは自動運転がテストできるミニチュアが

売れる!と語っていますが、なぜ、自動車メーカーは

ミニチュアを買いたがるのでしょうか。

 

それは運転支援や自動運転の研究で、本物の車を使ってテスト

すると実験にコストがかかるし、様々な部署で実験を

やっているため、順番も簡単に回ってこないという。

そこでミニチュア(=実験機)の提供に需要があるそうです。

また、本来はメーカー自身でも実験機を作れますが、

他社で買った方が早くて安いとのこと。

谷口さん2009年、10分の1の模型を100台で売り出したところ

ほとんどのメーカーから買取があり、リーマンショックの

影響をなんとか乗り切ったそうです。

この実験機は現在も売れていて累計200台以上販売。

そしてもう少し大きいサイズの一人乗りのロボットカー。

500万円で40台ほど販売に成功。

原付のナンバーをつければ公道も走れるため、

メーカーだけでなく、大学や自治体など小型モビリティの

研究用で購入されることも。

最後に、いよいよ普通車。主にプリウスを使っているようで、

車にセンサー、コンピューター、ソフトウェアをのせて

販売。3,000〜5,000万円かかるが、30台販売したとのことです。

 

「自動運転」と聞くと、作って一般に販売するルートを

誰もが考えそうですが、谷口さんはメーカーの需要に目をつけ

販売ルートを変えることで、事業の立て直しに成功します。

 

ウーバーとの一騎討ち

 

現在車輪のついた乗り物の販売に留まらず、

ソニーモバイルコミュニケーションズと一緒に

自動運転のドローンなども手掛けられているようです。

建築工事で飛ばすことで、収集したデータを日報として

現場監督にの端末に届けるサービスを予定しているとのこと。

 

そして、自動運転。

自動車の運転はレベル1からレベル4まであるようで、

レベル1は人が運転、レベル2はADAS(運転支援システム)、

ぶつかりそうになるとブレーキをかけてくれたり、

高速道路をまっすぐ走ってくれるシステムですね。

レベル3はADSAより更に高度化したもの。

レベル4が運転手の要らない完全な無人運転のようです。

現在レベル4で最も競合となる企業はウーバーと

谷口さんはいいます。

自動運転というより、ロボットタクシーでの

分野で、競合とにらんでいるようです。

まずは日本で、そしてアジア、世界とポジションを

確立させる準備を現在も進めているとのことです。

 

まとめ

ロボットや自動運転のベンチャー企業は

世界に数えきれないほどあって、

きっと法規制などで実験したくてもできず、

そのまま解散してしまう企業が後を絶たない中、

ZMPは事業として、どう販売すれば事業が存続するのか、

といった経営目線も現実的に向き合って展開している

企業です。

起業を目指すには、本当にいいお手本と

思います。

 

このレビューを見て読みたいな、と思った方は

本書「起業家のように考える。―ゼロからはじめるビジネス成功の方程式」

を手に取ってみてください。

 

 

最後まで、愛読いただき本当にありがとうございます。

今後も皆さんにとって、有益な情報を定期的に提供していきたいと思いますので、

引き続きご覧ください。

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